「100均のアイテムで、おしゃれなアイビートピアリーを作ってみたい」と考えていませんか。アイビーは丈夫で育てやすく、トピアリーに最適な観葉植物です。この記事では、100均でできるトピアリーの作り方について、基本から応用まで詳しく解説します。
100円均一で買える材料を使ったトピアリーフレームの作り方や、アイビーをワイヤーに上手に絡ませる方法、さらにはアイビーの支柱をおしゃれに手作りするコツもご紹介。ハート型はもちろん、憧れの動物トピアリーの作り方や、アイビーアーチの作り方、フェンスへの這わせ方まで、ワイヤーを活用した様々なアレンジ方法を網羅しています。初心者の方でも手軽に始められるテクニックばかりですので、ぜひ参考にして、オリジナルのアイビートピアリー作りに挑戦してみてください。
- 100均の材料だけで作るトピアリーの基本手順
- ワイヤーを使ったハート型支柱の簡単な作り方
- アイビーを上手に誘引し、形を整えるコツ
- 動物型やアーチ型など応用アレンジの方法
100均で実践!アイビートピアリーの作り方基本

- 100均でできるトピアリーの作り方とは?
- 100円均一で買える材料と道具一覧
- アイビーの支柱を手作りするコツ
- 人気のハート型トピアリーフレームの作り方
- ワイヤーを使ったトピアリーの作り方ステップ
100均でできるトピアリーの作り方とは?

トピアリー(Topiary)とは、植物を人工的・立体的に形作る造形物のことを指します。古くは古代ローマ時代から行われていたとも言われ、伝統的にはツゲなどの樹木を刈り込んで動物や幾何学模様を作る「刈り込み型」が主流でした。
対して、この記事でご紹介するのは、つる性の植物を針金などで作った立体的な支柱(骨組み)に這わせ、特定の形に仕立てる「フレーム型」のトピアリーです。刈り込み型に比べて育成時間が短く、手軽に楽しめるのが特徴です。
特にアイビー(和名:セイヨウキヅタ、学名:Hedera helix)は、ウコギ科キヅタ属に分類されるつる性の常緑植物で、その驚くべき丈夫さと環境適応能力の高さから、トピアリー作成に非常に適した植物として世界中で愛されています。初心者の方でも扱いやすいのが最大の魅力です。
高価な既製品のフレームを購入しなくても、100円均一ショップ(100均)で手に入るアイテムを活用すれば、誰でも簡単にオリジナルの作品作りに挑戦できます。ワイヤーや身近な材料で、世界に一つだけのアイビートピアリーを育ててみませんか。
アイビーがトピアリーに向いている理由
- 丈夫さ:耐寒性・耐陰性に優れ、日陰や室内でも元気に育ちます。日本の多くの地域で屋外での冬越しも可能な場合が多いです。
- つる性:長くしなやかに伸びるつるが支柱に絡みやすく、ハート型やアーチ型など、様々な形に誘導(誘引)できます。
- 常緑性:一年を通して美しい緑の葉を保つため、季節を問わずインテリアグリーンとして最適です。
- 品種の多様性:葉の形(星型、ハート型など)や色(緑一色、斑入り)が非常に豊富で、作りたいイメージに合わせて選べます。
100円均一で買える材料と道具一覧

アイビートピアリー(特にハート型など)を自作するために必要な主な材料や道具は、その多くを100均の園芸コーナーやクラフトコーナーで揃えることが可能です。もちろん、ホームセンターや園芸店も併用しながら、最適なアイテムを準備しましょう。
以下に、必要なアイテムのリストと、選び方のヒントをまとめます。
| カテゴリ | 必要なもの | 100均アイテム活用のヒントと選び方 |
|---|---|---|
| 植物 | アイビーの苗 | ミニ観葉植物コーナーで探してみましょう。つるが15cm以上伸びている元気な苗がトピアリー向きです。葉の色や斑(ふ)の入り方で印象が変わるので、好みの品種を選びます。 |
| 容器 | 鉢 / 培養土 / 鉢底石 / 鉢底ネット | 鉢は、支柱を深く挿して安定させるため深さが30cm程度あると理想的です。素材はプラスチック(軽量)でもテラコッタ(安定性高)でも構いません。培養土は「観葉植物用」が手軽です。 |
| 支柱材料 | 針金(ワイヤー) | アルミワイヤー(太さ1.5mm〜2.0mm程度)が最適です。手で曲げやすく、錆びにくいのが特徴です。園芸コーナーにある「ビニール被覆のガーデンワイヤー」も使えます。 |
| 代用品 | 針金ハンガー / ワイヤーネット | クリーニングの針金ハンガーは、小さめ(直径20cm以下)の簡易的な支柱に代用できます。ワイヤーネットはカットして平面的な形を作るのに便利です。 |
| 道具 | ニッパー / ペンチ / 軍手 | ワイヤーのカットや曲げ加工にニッパーとペンチは必須です。先端が細い「ラジオペンチ」があると、細かい作業がしやすくなります。安全のため軍手も必ず用意してください。 |
| 固定具 | ビニールタイ / 麻ひも | つるを支柱に固定(誘引)する際に使用します。園芸用の緑色のビニールタイが目立ちにくく便利です。麻ひもを使うとナチュラルな仕上がりになります。 |
苗選びのヒント:品種にこだわってみる
早くボリュームを出したい場合は、1つの鉢に2〜3ポットの苗をまとめて植え付けるのがおすすめです。
また、アイビーにはユニークな品種が多数あります。葉がハートの形をした「サーク(ハートヘデラ)」や「バースデーハート」といった品種を選べば、ハート型のトピアリーをより可愛らしく演出できます。他にも、黄色の斑が美しい「ゴールドチャイルド」なども人気があります。
アイビーの支柱を手作りするコツ

トピアリーの骨組みとなる支柱は、作品の仕上がりと長期的な安定性を左右する最も重要なパーツです。100均のアルミワイヤーなどを使って手作りする際の、基本的な3つのコツをご紹介します。
1. 安定性を最優先する(脚を長く!)
アイビーが成長して葉が茂ると、想像以上に重くなり、トピアリー全体が「頭でっかち」のバランスになります。支柱が不安定だと、水やりや少しの風で倒れてしまうため、安定性の確保が最優先課題です。
最大のコツは、鉢に挿し込む「脚」の部分を非常に長く確保することです。目安として、左右それぞれ20cm程度の長さを残しましょう。これを鉢の底近くまで深く挿し込むことで、テコの原理でぐらつきを大幅に防げます。脚の部分を土の中で少し広げたり、鉢底石の間に食い込ませるように挿したりするのも効果的です。
2. ワイヤーの太さと素材を選ぶ
支柱には、アイビーの重みを支え、形を維持するための強度が必要です。細すぎるワイヤーでは、成長とともにお辞儀してしまいます。
100均で手に入るものでは、園芸コーナーやクラフトコーナーにある「アルミワイヤー」が最適です。太さは1.5mm〜2.0mmの範囲で選びましょう。高さ30cm程度の小型トピアリーなら1.5mmでも足りますが、50cmを超えるような少し大きめのものを作る場合は、2.0mm以上あると安心です。アルミ製は加工しやすく錆びにくい点も、園芸用途に最適です。
3. 安全対策を徹底する
ワイヤーワークには怪我が伴う危険性があります。特に道具の扱いは慎重に行いましょう。
安全対策:ワイヤーの切り口処理を徹底する
ニッパーでワイヤーをカットした後、切り口は非常に鋭利な刃物と同じ状態になります。作業中に指を切ったり、植え替えの際に手を怪我したりしないよう、安全対策を徹底してください。
- 必ずペンチを使って、切り口の角を挟んで潰します。
- または、切り口の先端をペンチで掴み、内側に小さく丸め込みます。
- 可能であれば、金属用のヤスリ(100均でも入手可)で切り口の角を軽くこすり、面取りしておくと万全です。
人気のハート型トピアリーフレームの作り方

初心者にも人気が高く、見栄えも良い「ハート型」のトピアリーフレームは、100均のワイヤーを使えば驚くほど簡単に作成できます。代表的な3つの方法を見ていきましょう。
方法1:アルミワイヤーを曲げる(基本)
最もオーソドックスで、自由な大きさに作れる方法です。太さ1.5mm〜2.0mm程度のアルミワイヤーを1本用意します。
- ワイヤーの中央あたりを指で押さえて、ハートのくぼみ部分(V字)をまず作ります。
- 両端のワイヤーをペンチなども使いながら、ゆっくりとハートの丸いカーブを描くように曲げていきます。焦らず、左右対称になるよう形を整えましょう。
- 最後に、鉢に挿し込むための「脚」を、前述の通り左右それぞれ20cm以上長く残して、余分な部分をニッパーでカットします。
プロのコツ:安定性抜群の「2本使い」
より安定性を高めたい場合は、同じ形のワイヤーを2本作って組み合わせるのがテクニックです。2本を重ね、ハートの上部と左右の数カ所を細いワイヤーやビニールタイで固定します。
これにより、脚が合計4本になります。この4本を土の中で少し広げ気味に挿すことで、前後左右へのぐらつきを完璧に抑えることができ、非常に安定したトピアリーが完成しますよ。
方法2:針金ハンガーを代用する(簡易)
強度は劣りますが、ご家庭にあるクリーニングの針金ハンガーも支柱として代用可能です。ハンガーの底辺(まっすぐな部分)の中央をペンチで持ち、下にぐっと引き下げると、簡単にハートのような形が作れます。ただし、ワイヤーが細く不安定なため、あくまで小さめの(直径20cm以下)簡易的なトピアリー向けです。
方法3:ワイヤーネットをカットする(平面的)
ワイヤーをキレイなハート型に曲げるのが難しいと感じる方には、100均の「ワイヤーネット」や「ワイヤーフェンス(トレリス)」を活用するアイデアがおすすめです。
油性ペンでネットにハートの形を下書きし、その線に沿って丈夫なニッパーでワイヤーネットをカットしていきます。この方法は、網目状になっているため、アイビーのつるを誘引しやすい(絡ませやすい)という大きな利点があります。
ワイヤーネット切断時の注意
ワイヤーネットをカットすると、切り口が非常に多く発生します。前述の安全対策(ペンチで潰す、ヤスリをかける)を、全ての切り口に対して入念に行う必要があります。
ワイヤーを使ったトピアリーの作り方ステップ

ハート型の支柱(フレーム)が完成したら、いよいよ植え付けと誘引の作業に入ります。全体の流れを3つのステップで丁寧に解説します。
ステップ1:鉢の準備と支柱の設置
まず、アイビーを植える鉢を準備します。鉢の底穴を鉢底ネットで覆い、その上に鉢底石を敷き詰めます。鉢底石は、鉢内の余分な水分を排出し(排水性)、根に新鮮な空気を送る(通気性)役割があり、植物の生命線である「根腐れ」を防ぐために非常に重要です。
次に、培養土を鉢の3分の1程度まで入れます。そこに、作成したハート型ワイヤーを配置し、脚の部分(20cm程度)が鉢底に届くくらいまでしっかりと土に埋まるよう深く挿し込みます。この時点で支柱を軽く揺すり、ぐらつかないかを確認してください。 (※支柱を先に鉢底にセットし、その上から鉢底石と土を入れる方法もありますが、土に挿す方が位置の微調整がしやすいです。)
ステップ2:アイビーの植え付け
アイビーの苗をポットから優しく取り出します。もし根がポットの形でガチガチに固まっている(根鉢)場合は、根鉢の底や肩の部分を指で優しく少しだけほぐします。
ワイヤー(支柱)のすぐそば、またはワイヤーを囲むように、苗を均等な間隔で植え付けていきます。前述の通り、早くボリュームのある仕上がりにしたい場合は、2〜3ポットの苗を一緒に植えるのがおすすめです。
苗の周りから培養土を追加し、鉢の縁から2〜3cm下まで土を入れます。この「ウォータースペース」を空けておくことで、水やりの際に水が溢れるのを防げます。最後に、割りばしのような細い棒で土を優しくつつき、根と土の間に隙間ができないよう密着させましょう。
最初の水やりは「これでもか」というほどたっぷりと
植え付けが完了したら、最後に鉢の底から水が勢いよく流れ出るまで、たっぷりと水を与えます。これは、根と土を密着させ、根が新しい環境で水を吸い上げやすくするための、非常に重要な「水極め」という工程です。
ステップ3:つるの誘引(巻き付け)
植え付け直後は、アイビーが新しい環境に順応し、しっかりと根付くのを待つことが最優先です。つるがまだ短い状態で無理に巻き付けようとすると、つるが折れたり、株全体が弱ったりする原因になります。
つるが十分に伸びてきたら(目安として15cm以上)、ハート型のワイヤーに沿って優しく巻き付けていきます。うまく絡まない部分や、つるが垂れ下がってしまう部分は、ビニールタイや麻ひもで軽く固定します。
誘引(ゆういん)時の注意点
つるを直角に無理やり曲げるのではなく、らせんを描くように斜めに巻き付けていくのが、植物に負担をかけないコツです。これにより、つるへの物理的なストレスが減るだけでなく、葉が重なり合うのを防ぎ、全体に均等に日光が当たりやすくなるというメリットもあります。
応用編!100均で楽しむアイビートピアリーの作り方

- アイビーをワイヤーへ誘引するテクニック
- アイビーの支柱をおしゃれに仕上げるヒント
- 挑戦したい動物トピアリーの作り方
- アイビーアーチの作り方と設置方法
- アイビーのフェンスへの這わせ方
- 100均でアイビートピアリーの作り方を学ぼう
アイビーをワイヤーへ誘引するテクニック

トピアリーを美しい形に、そして密に仕上げるためには、アイビーのつるを上手に支柱へ「誘引(ゆういん)」し続ける技術が鍵となります。基本的なテクニックと、その後の管理方法をご紹介します。
前述の通り、つるはらせん状に、少し斜めになるように巻き付けていくのが基本です。これにより、つる自体への負担を減らし、葉が重なり合うのを防いで、内側の葉にも光が当たるようになります。
プロの固定テクニック:「8の字」固定
つるをビニールタイや麻ひもで固定する際は、絶対にきつく縛りすぎないよう注意が必要です。アイビーが成長してつるが太くなったときに、ひもが茎に食い込んで植物を傷つけてしまいます。
これを防ぐため、支柱とつるを固定する際は、ひもを「8の字」になるように交差させてから結ぶのがプロのテクニックです。これにより、つると支柱の間に適度な遊び(余裕)が生まれ、将来の成長を妨げません。
また、植物には光に向かって伸びる性質(正の光屈性)があります。同じ方向からばかり光を当てていると、そちら側だけ葉が密になり、裏側はスカスカになってしまいます。定期的に鉢を回転させ、全体に均等に光が当たるように管理しましょう。
アイビーは生育期(主に春〜秋)にどんどん新しいつるを伸ばします。形が崩れないよう、伸びてきた部分は定期的にワイヤーに巻き付け、誘引し直す作業を続けていきます。このとき、先端の柔らかい新芽は折れやすいため、ある程度成長して茎が少し硬くなってから誘引するのが安全です。
密度を濃くする「剪定(ピンチ)」
トピアリーの密度が低くスカスカな場合は、「剪定(せんてい)」が有効です。伸びたつるの先端をハサミでカット(ピンチ)すると、その下の節から新しい脇芽が2本、3本と分岐して伸びてきます。これを繰り返すことで、葉の密度が濃く、こんもりとした仕上がりになります。
アイビーの支柱をおしゃれに仕上げるヒント

100均の材料でも、少しの工夫でアイビーの支柱や鉢植え全体を、既製品以上にぐっとおしゃれに演出することが可能です。簡単なアイデアをいくつかご紹介します。
1. ワイヤーの色にこだわる
100均のアルミワイヤーには、定番のシルバー以外にも、黒、茶色(ブロンズ)、白、緑などが揃っている場合があります。アイビーの濃い緑色には、黒や茶色のワイヤーがよく馴染み、シックで落ち着いたアンティーク風の印象を与えます。逆に、白いビニール被覆ワイヤーを選び、白い鉢と合わせれば、清潔感のあるモダンな仕上がりになります。
2. 鉢をリメイクする
トピアリー本体だけでなく、それを支える「鉢」は、全体の印象を左右する重要なポイントです。100均のシンプルなプラスチック鉢や素焼き鉢も、一手間加えるだけで見違えます。
- ペイント: 100均の「水性塗料(アクリル絵の具)」で好みの色に塗る。あえてムラを出したり、2色を重ね塗りしてヤスリで削ったりすると、アンティーク風(シャビーシック)な質感が出せます。
- デコパージュ: 100均のデコパージュ液と、好みのペーパーナプキンを使って、鉢に柄を転写します。
- その他: 麻布やレースを巻いたり、転写シールを貼ったりするだけでも、簡単に印象を変えられます。
3. 株元をマルチングする
植え付けたアイビーの株元(土の表面)を、装飾的な素材で覆うことを「マルチング」と呼びます。これらも100均の園芸コーナーやインテリアコーナーで手に入ることがあります。
マルチング素材の例
- 水苔(ミズゴケ): 保水性があり、ナチュラルな雰囲気に。
- バークチップ / クルミの殻: ウッドチップ系。カントリー調やジャンクガーデン風に。
- ココヤシファイバー: ふんわりとした質感で、土を隠しやすいです。
- 化粧石 / ゼオライト: 白やカラフルな石で、モダンで清潔感のある印象に。
マルチングには、土の急激な乾燥を防いだり、水やりの際の土の跳ね返りを防いだりする実用的な効果もあります。
挑戦したい動物トピアリーの作り方

ハート型や丸型(スタンダード)に慣れてきたら、次は鳥やウサギ、リス、クマといった「動物型」のトピアリーに挑戦してみたくなります。つる性のアイビーで作る場合、難易度は上がりますが、いくつかの方法が考えられます。
方法1:平面的な動物型(ワイヤーネット活用)
最も簡単なのは、ハート型フレームの応用で、平面的な動物のシルエットをワイヤーネットで作る方法です。
- 100均のワイヤーネット(またはバーベキュー用の網など)を用意します。
- 作りたい動物(例:鳥、リス、ネコ)のシルエットを油性ペンで下書きします。シルエットは単純なものほど作りやすいです。
- 丈夫なニッパーで、下書きに沿ってワイヤーネットを根気よくカットしていきます。
- 形を整え、土に挿すための「脚」を別途太いワイヤーで取り付けて完成です。網目にアイビーを這わせるだけで、動物の形が浮かび上がります。
または、太いワイヤー(2.0mm以上)1本で、鳥やネコなどの単純なシルエットを描くように曲げて作る方法もあります。
方法2:立体的な動物型(上級者向け)
立体的な動物を作るのは、100均の材料だけでは難易度が非常に高くなります。これは、ワイヤーで複雑な三次元の骨組みを組む必要があるためです。
100均のアイテムで挑戦する場合、太さの違うアルミワイヤーを複数組み合わせて、まず大まかな胴体や頭の骨格を作り、そこに細いワイヤーやワイヤーネットを巻き付けて「面」を作っていく方法が考えられます。100均の「ワイヤーバスケット(カゴ)」を組み合わせて胴体にするというアイデアもありますが、高度なワイヤークラフト技術が求められます。
既製品フレームの活用も賢い選択肢
動物型のトピアリーフレームは、園芸店やオンラインショップで様々な種類の既製品が販売されています。100均にこだわる必要がなければ、これらの専用フレームを利用するのが、美しい立体動物型を作る一番の近道です。大手ガーデニング用品メーカー(例:株式会社タカショー)なども、多様なトピアリー製品を取り扱っています。
アイビーアーチの作り方と設置方法

アイビーを使って、鉢植えサイズの小さな「アーチ」を作ることも可能です。玄関先やベランダのアクセントとして人気があり、空間に立体感と緑の潤いをもたらします。
100均の園芸支柱を活用する
100均の園芸コーナーには、比較的自由に曲げられるタイプの細い園芸用支柱(イボ竹や、樹脂コーティングされたスチールパイプなど)が売られていることがあります。これを利用するのが最も手軽です。
- アーチを設置したい場所の両側に、アイビーを植えた鉢を2つ(または横長のプランター)置きます。
- 支柱を適度な長さにカットし、両端をそれぞれの鉢の土に深く挿し込み、アーチ状にしならせます。
- 両側の鉢からアイビーのつるを伸ばし、アーチ状の支柱に誘引していきます。
100均の支柱は細い(直径8mm程度)ものが多いため、アーチの幅が広い場合や、しっかりした強度が必要な場合は、ホームセンターでより太い(直径11mm以上)の支柱を選ぶと良いでしょう。または、100均の支柱を2〜3本束ねて強度を出すか、太めのアルミワイヤー(2.0mm以上)を使用する方法もあります。
アーチの安定性を確保する
アーチは高さが出る分、重心が高くなり不安定になりがちです。特にベランダなど風が強い場所では注意が必要です。
- 鉢はできるだけ深さがあり、重量のあるもの(素焼き鉢や陶器鉢)を選ぶと安定します。
- プラスチック鉢の場合は、鉢底石を多めに入れるなどして重心を下げましょう。
- 支柱は、鉢の底まで届くくらい深く、しっかりと挿し込むことが重要です。
アイビーのフェンスへの這わせ方

アイビーは非常に生育旺盛で繁殖力が強いため、フェンスや壁面に這わせるグランドカバー(緑のカーテン)としても人気があります。しかし、その強力な「付着能力」の特性を正しく理解しておく必要があります。
最重要:壁面やフェンスに「直接」這わせる際の注意点
アイビーは成長すると「気根(きこん)」と呼ばれる、壁や樹木に張り付くための特殊な根を茎から出します。この気根が、外壁の塗装や目地(コーキング)に強力に張り付きます。
- 一度張り付くと、無理に剥がすと壁の塗装が一緒に剥げたり、跡がくっきりと残ったりします。
- さらに、壁材(特にモルタルやサイディング)の小さな隙間に気根が侵入し、内部の劣化を早めるリスクも指摘されています。
- 木製のフェンスの場合、気根が張り付くことで常に湿気が溜まり、木材の腐食を早める原因にもなりかねません。
これらの理由から、特に賃貸物件や、将来的に撤去・リフォームする可能性がある家の外壁には、アイビーを直接這わせるのは避けるのが賢明です。国土交通省の壁面緑化に関する資料(PDF)などでも、気根で付着するタイプの植物は、構造物への影響を考慮した維持管理が不可欠であるとされています。
100均アイテムを使った安全な這わせ方
壁やフェンスを傷めずにアイビーの緑化を楽しむためには、壁面から少し離した位置に「誘引用のネット」を設置するのが最適解です。このネットも100均アイテムで代用できます。
- フェンスや壁面から数センチ〜10cm程度隙間を空けて、100均の「ワイヤーネット」や「トレリス(園芸用フェンス)」を設置します。
- フェンスへの固定には、100均の「結束バンド」が便利です。壁面の場合は、S字フックや専用の固定具を使って吊り下げます。
- 地植え、またはプランターに植えたアイビーのつるを、そのネットに誘引していきます。
- アイビーはネットだけに絡まるように誘導し、壁やフェンス本体には触れないように定期的に管理・剪定します。
この方法であれば、万が一撤去が必要になった場合も、ネットごと取り外すだけで済み、建物へのダメージを最小限に抑えられます。誘引の際は、つるを斜め上方向にジグザグに誘導していくと、葉が均等に広がり、きれいにフェンスを覆うことができます。
100均でアイビートピアリーの作り方を学ぼう
この記事では、100均のアイテムを活用したアイビートピアリーの作り方について、基本から応用まで、より深く掘り下げて解説しました。最後に、この記事の重要なポイントをリストで振り返ります。
- トピアリーは植物を支柱に這わせて特定の形にする園芸アート
- アイビーは丈夫でつる性、品種も豊富なためトピアリーに最適
- 100均ではワイヤー、鉢、土、道具など多くの材料が揃う
- 支柱用ワイヤーは1.5mm〜2.0mmのアルミ製が加工しやすく錆びにくい
- 支柱の安定性が最も重要で、脚は20cm以上長くして深く挿す
- ワイヤーの切り口は鋭利なためペンチで潰すなど安全対策を徹底する
- ハート型フレームはワイヤーを曲げるかワイヤーネットのカットで作れる
- 2本組のワイヤーやワイヤーネットは安定性や誘引のしやすさで有利
- 植え付け時は鉢底石で水はけを良くし根腐れを防ぐ
- 早くボリュームを出すには2〜3ポットの苗を一緒に植える
- 植え付け直後は根付くのを待ち、つるが伸びてから誘引を開始する
- 誘引はつるを「らせん状」に、固定は「8の字」に結ぶのがコツ
- 定期的に鉢を回し、剪定(ピンチ)をすると密度が濃くなる
- 動物型は平面ならワイヤーネット、立体は既製品フレームの活用も検討する
- アーチ型は鉢を重くし支柱を深く挿して転倒防止を万全にする
- アイビーの気根は壁を傷めるためフェンスには直接這わせない
- 壁面緑化はワイヤーネットを介して行うのが安全な方法

